帯広クレインズレディース9位、女子日本アイスホッケーファイナル第2日
アイスホッケーの第11回女子日本リーグファイナル(日本アイスホッケー連盟主催)第2日は25日、帯広の森アイスアリーナなどで準決勝と5位以下の順位決定戦を行った。9位決定戦で帯広クレインズレディースは5-1で中学選抜に快勝した。5位トーナメント1回戦の高須クリニック御影グレッズは3-1で札幌インフィニティーズに競り勝ち、決定戦に進出した。
準決勝は富田ちなみ(帯南商高出)が出場した道路建設ペリグリン(苫小牧)が3-1で、志賀葵、紅音姉妹(共に帯三条高出)、石田彩女(白樺学園高出)、伊藤優希(帯南商高出)の所属するTOYOTA CYGNUS(苫小牧)を撃破。Daishin(釧路)は3-2で、太田こころ(帯大谷短大出)、宮崎愛子(帯柏葉高出)、野村春菜(音更高出)の所属するSEIBUプリンセスラビッツ(東京)を下した。(古川雄介)
帯広クレインズレディース「気持ち入った」9位死守
下位の順位決定戦に回った帯広クレインズレディースだが、中学選抜には5-1と完勝して9位を死守。1ゴール3アシストと気を吐いたDF佐藤礼那主将(帯工高)は「前日が悔しい試合だったので、みんな気持ちが入っていた。一対一のバトルや声掛けも修正できた」とうなずいた。
初日のVORTEX SAPPORO戦は、日本代表を長く支えたGK藤本那菜の堅守を崩せず、1-5と完敗。来月16日から帯広で行われる全日本女子選手権でも対戦の可能性があり、「Aグループ残留には勝たなきゃいけない相手」と意識している。8チームの最下位はBに自動降格する厳しい戦いだ。
チームは佐藤主将ら高校生3人と社会人3人、ほか8人は中学生と若い。「シーズン初めの試合と映像で比べたら、中学生たちも成長している。気持ちの部分で揺れることもあるが、自分たちが支えたい」と佐藤主将。笑顔の今季締めくくりへ、負けられない戦いに備える。
◇9位決定戦
帯広クレインズレディース 5(3-0 1-0 1-1)1 中学選抜
▽得点
【帯】
(1)佐藤愛→佐藤礼→村上(1P4分14秒)
(2)佐藤礼→山岸→佐藤愛(1P12分23秒)
(3)佐藤愛→佐藤礼→村上(1P17分47秒)
(4)佐藤愛(2P15分2秒)
(5)佐藤礼(3P12分56秒)
【中】
(1)前田→糸→眼目(3P12分30秒)
▽反則
【帯】4(佐藤礼2、村上、竹中)
【中】3(前田、チーム、眼目)
▽シュート数
【帯】48(18、15、15)
【中】15(7、2、6)
◇5位決定トーナメント
▽1回戦
高須クリニック御影グレッズ 3(1-1 0-0 2-0)1 札幌インフィニティーズ
▽得点
【高】
(1)篠田→梅森→川上(1P10分18秒)
(2)梅森→村谷(3P14分38秒)
(3)梅森→川上→村谷(3P17分27秒)
【札】
(1)高橋→武田→佐藤(1P15分5秒)
▽反則
【高】6(勅使川原2、篠田、梅森、後藤、類家)
【札】2(西山、佐藤)
▽シュート数
【高】26(6、7、13)
【札】30(10、10、10)
釧路ベアーズ 7(1-0 3-0 3-0)0 VORTEX SAPPORO
◇準決勝
道路建設ペリグリン 3(1-1 1-0 1-0)1 TOYOTA CYGNUS
Daishin 3(1-0 1-1 1-1)2 SEIBUプリンセスラビッツ