ヒップホップのチビユニティーが世界4連覇 十勝の4人「誇り高く演舞」
ヒップホップダンスの世界大会「VIBE Dance Competition(バイブ)」のジュニア部門が日本時間の13日、米国ロサンゼルスで開催され、新潟を拠点に活動するダンスコミュニティー「ChibiUnity(チビユニティー)」が優勝した。十勝からメンバー入りした4人もその確かな実力を最大限に発揮、大会史上初の4連覇に貢献した。
チビユニティーは2017、19、20年とバイブのジュニア部門を制していた。今年は世界から150チームがビデオ審査などに挑んだ中で、チビユニティーは前回王者として舞台に上がった。十勝からは斉藤稜久さん(17)=帯広北高2年=、大西梨琴さん(17)=足寄高2年=、板垣康太さん(15)=帯広大空学園義務教育学校9年=、鴨下雪輝さん(14)=士幌中央中3年=が出場した。
審査対象の10チーム中、最後にステージへ。メンバー全員が紺色の作務衣(さむえ)のような衣装で登場した。気持ちを込めた静かな動きからダイナミックなアクロバットなど幅広いダンススキルを見せつけ、コロナ禍の若者が抱えてきた葛藤やそこから未来を切り開いていく力を表現。会場を圧倒した踊りで、100点満点中98・4点を獲得した。
チビユニティーを設立したUnity(新潟)の国友慎之助会長(41)は結果を受け「十勝の4人は持ち前の明るさと純粋さで、厳しい練習とプレッシャーを乗り越え、王者として誇り高く演舞をしてくれた。この経験からますます飛躍してくれると信じている」と話した。
出場メンバーは日本時間15日に帰国する。(近藤周)
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