北海道アスティーダ男女V 卓球勝毎杯争奪全十勝団体選手権大会
卓球の勝毎杯争奪全十勝団体選手権大会(十勝卓球協会、十勝毎日新聞社主催)が1月15日、よつ葉アリーナ十勝で行われた。男子決勝は北海道アスティーダA(武田光史、荻原典和、山田浩之、三島崇明、前沢一雪)がチーム水谷A(水谷敬紀、藤森文人、菅野敬也、詫間柊平、野呂孝介、牧野耀)を下して優勝した。女子決勝も北海道アスティーダ(寺尾蓮、金野法子、末廣麻希、近藤暢子、荻原直子)がスマイルクラブA(佐々木彩歌、谷沿來羽、佐々木佑果、坂上己旺、五十嵐美桜)を下し、男女そろって頂点に立った。4年ぶり開催の大会には小学生から社会人までの男子41チーム、女子14チームが出場、予選リーグと決勝トーナメントで競った。(古川雄介)
北海道アスティーダ、強力助っ人得て女子V
女子は強力な助っ人を得た北海道アスティーダがジュニア中心の相手をなぎ倒した。原動力となった荻原直子(37)=札幌市、円山クラブ=は現在も全日本選手権の常連。全日本マスターズでは30代で2度の優勝を誇る実力者だ。鋭い3球目攻撃で付け入る隙を与えず「役割は果たせました」と笑顔を見せた。
2歳年下の金野法子=帯広T・Tスタジオ代表=とは小さい頃から大会で顔を合わせてきた旧知の仲。「声を掛けさせてもらい、一度ダブルスの練習をした。実際試合をすると本当に組みやすい」と金野。荻原は「十勝のジュニアのレベルは高い」と評価。中・高生にとっては最高のお手本だったようだ。
北海道アスティーダA、百戦錬磨の技発揮して男子制す
平均年齢50歳を超える男子の北海道アスティーダAだが、メンバー全員が数々のタイトルを得てきた百戦錬磨の重鎮。決勝では若い実力者も多いチーム水谷Aを、同時進行のシングルス4戦で一気に片付けた。メンバーの武田光史(55)=十勝協会副理事長=は「久々の大会で、これだけのメンバーと十勝の子どもたちに試合を見せられてよかった」と語った。
中でも40歳になった荻原典和=札幌市=は、全日本選手権に出場し続ける猛者。台上から繰り出すバックハンドの高速ショットは別格だった。「チームで自分が一番の若手。先輩たちに負けないようにした」と謙虚に笑う。1月23日からの全日本選手権には、今大会で活躍した妹の直子と、そろって臨んだ。「息子みたいな年齢の選手も多いが、勝ちたいですね」と意欲的だった。
【男子】
◇決勝トーナメント
▽1回戦
幕別シリウス 3-0 帯北高
北海道アスティーダB 3-0 帯大谷高
チーム水谷B 3-0 帯工高A
アライアンス3 3-2 T-TスタジオA
それいけ高校生 3-1 チーム水谷C
音更卓球協会 3-2 帯三条高
帯工高C 3-0 T-TスタジオB
stNA 3-0 YTC-M
アライアンス 3-0 翔陽A
札幌龍谷学園 3-0 アライアンス2
チョコボール 3-1 十勝クラブA
帯工高B 3-0 愉快な仲間達
▽2回戦
北海道アスティーダA 3-0 幕別シリウス
チーム水谷B 3-0 北海道アスティーダB
それいけ高校生 3-2 アライアンス3
YTC-S 3-0 音更卓球協会
広尾卓球協会 3-1 帯工高C
アライアンス 3-0 stNA
札幌龍谷学園 3-1 チョコボール
チーム水谷A 3-0 帯工高B
▽準々決勝
北海道アスティーダA 3-0 チーム水谷B
YTC-S 3-1 それいけ高校生
アライアンス 3-2 広尾卓球協会
チーム水谷A 3-1 札幌龍谷学園
▽準決勝
北海道アスティーダA 3-1 YTC-S
チーム水谷A 3-0 アライアンス
▽決勝
北海道アスティーダA 3-2 チーム水谷A
○荻原 3-1 藤森
○武田 3-1 菅野
山田・荻原 棄権 藤森・牧野○
山田 2-3 牧野○
○三島 3-1 野呂
【女子】
◇決勝トーナメント
▽1回戦
帯大谷高B 3-0 T-Tスタジオ
おとふけジュニア 3-0 ラビットズ
▽2回戦
北海道アスティーダ 3-2 帯大谷高B
スマイルクラブB 3-2 帯大谷高A
スマイルクラブA 3-2 YTC-L
光林坊ビーンズ 3-0 おとふけジュニア
▽準決勝
北海道アスティーダ 3-1 スマイルクラブB
スマイルクラブA 3-2 光林坊ビーンズ
▽決勝
北海道アスティーダ 3-1 スマイルクラブA
○金野 3-0 谷沿
近藤 0-3 佐々木佑○
○金野・荻原 3-0 佐々木佑・坂上
○荻原 3-0 佐々木彩