氷まつり「目玉」の陸自すべり台 今年は4レーンに倍増
「第60回おびひろ氷まつり」の開幕を1週間後に控え、会場となる帯広市内の緑ケ丘公園では陸上自衛隊による巨大滑り台と氷のレリーフ制作が順調に進んでいる。第4普通科連隊を中心に9個部隊から集まった総勢42人が3日から休みなく作業を続け、18日までに全体の8割ほどが完成した。
今年の滑り台は全長11メートル、高さ5メートル。感染症対策として並ぶ時間を短縮するため、例年の2レーンから4レーンに増やし、長さも縮めた。今年で自身10回目の制作となる城戸大輝2等陸曹(30)は「順調に進んでいる。当日は(自身の)子どもたちも来るので、みんなが笑顔になってくれたら」と話した。
自衛隊は昨年も滑り台の制作を手掛けていたが、開催9日前に中止が決まり、作業途中で解体した。昨年の悔しさが忘れられずに自ら志願したという五十嵐寛子陸士長(32)は「今年こそ子どもたちが楽しんでいる姿を見たい」と目を輝かせた。(柳田輝)
氷まつり「目玉」の陸自すべり台 順調に8割完成