大野・中澤組男子A優勝、女子は青柳・松田組制す 冬季ダブルス卓球大会
卓球の第30回冬季ダブルス大会(帯広卓球連盟主催)が24日、よつ葉アリーナ十勝で行われた。個人戦男子Aは大野保則・中澤誠組(大野Japan)が4戦全勝で制した。女子は青柳恵子・松田祥子組(幕別協会)が決勝トーナメントを制した。男子Bは大谷一裕・谷内博子組(帯広ピンポンパン・チームサルーテ)が優勝した。団体戦Aは大野Japan、Bはチームサルーテ、Cはフレッシュが制した。(古川雄介)
◆大野保則・中澤誠組、個人・団体の2冠達成
男子Aは大野保則・中澤誠組が1ゲームも落とさず完勝。団体戦も制し、ダブル優勝で2022年を締めくくった。攻撃で積極性を見せた大野は「チームで練習して挑んだ成果。個人戦は紙一重だったが、ジュースを落とさなかったのが大きかった」とうなずいた。
「組んで出ようとすると、大会が中止になる」と笑う中澤。帯広の森体育館の停電など、思わぬ事態でプレーの場を失ったこともあったが、最後は存分に暴れた。団体Vについては「女子(金森美佐代、宮田苑実)が頑張ってくれたおかげ」と声をそろえていた。
◆青柳恵子・松田祥子組、女子クラス統合にも貫禄のV
普段A、Bクラスに分かれる女子だが、今大会は1クラスに統合して実施。長年Aで戦う青柳恵子・松田祥子組が決勝で貫禄のストレート勝ちを収めた。松田は「若い人も少ないし、今回は負けられなかった」とほっとした表情だ。
決勝は、準決勝で実力者の青砥彩・青砥悠組(士幌協会)を破った宮村正子・瀧川みどり組(十勝晴れ)と対戦。落とせない一戦に「緊張していた」(青柳)と話すが、先に仕掛けて付け入る隙を与えなかった。前日までの大雪の除雪疲れも何のその、余裕で連戦をこなす体力も見せつけた。
<団体戦>
◇Aクラス
(1)大野Japan5勝
(2)士幌協会A3勝2敗
(3)幕別協会2勝3敗
(4)チーム岩田2勝3敗
(5)豊成2勝3敗
(6)ワンステップ芽室1勝4敗
◇Bクラス
(1)チームサルーテ6勝1敗
(2)十勝晴れA5勝2敗
(3)サウンドビーン4勝3敗
(4)緑西4勝3敗
(5)幕別ブルーアース4勝3敗
(6)九睦球3勝4敗
(7)帯広ピンポンパン2勝5敗
(8)帯広フレンド7敗
◇Cクラス
(1)フレッシュ7勝
(2)十勝晴れB6勝1敗
(3)エーデルワイス4勝3敗
(4)昴2 4勝3敗
(5)森の里3勝4敗
(6)士幌協会B3勝4敗
(7)サウンドビクトリー1勝6敗
(8)ヘルスPPG7敗
<個人戦>
【男子】◇Aクラス
(1)大野・中澤(大野Japan)4勝
(2)今野・林(ワンステップ芽室)2勝2敗
(3)吉田・佐藤(T-ALLIANCE)2勝2敗
(4)仲上・中野(幕別協会)1勝3敗
(5)永井・高見(士幌協会)1勝3敗
◇Bクラス
(1)大谷・谷内(帯広ピンポンパン・チームサルーテ)
(2)岩井・坪原(十勝晴れ)
(3)三浦・坂上(サウンドビーン)
(3)大橋・吉岡(緑西)
【女子】
(1)青柳・松田(幕別協会)
(2)宮村・瀧川(十勝晴れ)
(3)青砥彩・青砥悠(士幌協会)
(3)三谷・木幡(フレッシュ)