とかちマルシェ、リアル開催の方針 帯商観光文化委
とかちマルシェ運営協議会(会長・梶原雅仁帯広商工会議所副会頭)は、十勝最大の食と音楽の祭典「とかちマルシェ」について、今年9月2~4日、3年ぶりにJR帯広駅周辺での集合型で開催する方針だ。ただ、来場者10万人規模のイベントだけに、開催準備を進めつつ、新型コロナウイルス感染状況によっては過去2年同様、店舗周遊型に切り替える。開催可否の最終判断は7月27日までに行うとしている。
24日、帯広経済センタービルで開かれた帯広商工会議所の観光文化委員会(黒川明彦委員長)の席上、説明があった。
計画では、会場は従来の駅北口・南口、とかちプラザ、市南公園のほか、駅北多目的広場を加える。出店数と来場者の規模は集合型最終年(2019年)と同じ130店、10万人とする。
「特定時間に来場者が集中する企画をしない」「相席利用禁止」など感染対策は分野ごとに37項目を実施。企画イベント「料理甲子園」は、オンライン開催とする。
同運営協議会は帯商が事務局の「とかちマルシェ推進協議会」と市が所管する「十勝フェスタ実行委」で構成。集合型の開催は4月の観光文化委(書面)を経て、5月16日の運営協議会役員会で方針を確認した。
とかちマルシェは11年、帯商設立90周年事業として開催。駅北・南エリアに130店以上の飲食や物販が出店し、期間中の来場数は10万人を超えていた。直近2年はコロナの影響で参加店を巡り料理を味わってもらう周遊型での開催にとどまっていた。(佐藤いづみ)