3月卒業の高校生就職内定率100%達成
十勝管内で3月に高校を卒業した生徒の就職内定率が100%(前年同月比0・3ポイント増)に達した。100%達成は統計が残る1959年以降で4回目。
帯広公共職業安定所(高木浩司所長)が4月26日、3月末時点の高卒者の求人・求職状況を発表した。卒業生のうち求職者は552人(同10・0%減)。管内求人数は1582人(同2・6%減)で、求人倍率は2・87倍(同0・22ポイント増)だった。
求人数を業種別にみると、卸売・小売業412人(同3・5%増)、医療・福祉212人(同8・7%増)、製造業194人(同11・5%増)は前年同月を上回った。
一方、建設業327人(同7・3%減)、宿泊業・飲食サービス業56人(同20・0%減)、生活関連サービス業・娯楽業55人(同30・4%減)、サービス業47人(同23・0%減)は前年同月を下回った。
就職内定率100%達成は、80年度、81年度、92年度に続いて4回目。同所は「若い人を十勝管内で育てる、といった思いを抱く企業・事業所の動きが続き、多くの求人をいただいた」と分析。「今年度も、企業・事業所には、協力をお願いしたい」とする。(松岡秀宜)