新庁舎での業務開始、管内トップクラスの省エネ庁舎 大樹
【大樹】大樹町の新庁舎が6日、オープンした。十勝管内でもトップクラスの省エネ庁舎で、高齢者などの利用に配慮したユニバーサルデザインも採用している。
新庁舎は鉄筋コンクリート造り、地上3階建て(地下1階)、延べ床面積は2947平方メートル。総事業費は約25億円。現庁舎北側に整備し、4月17日に落成式を開いた。連休期間中の3~5日に各部署の移転作業を行った。
フロアの段差を解消し、エレベーターや多目的トイレを配備。環境省が提唱する「ZEB Ready」(一般建築物と比較しエネルギー消費量を50%以上削減)にも適合、町が宣言した「ゼロカーボンシティ」の拠点になる。
町内から来庁した尾藤宏樹さん(79)は「明るくて素晴らしい施設になった。エレベーターもあるので高齢者や体の不自由な住民に便利」と話していた。
6月から旧庁舎の取り壊しに着手、来年7月に外構を含めて全工事が完了する。(能勢雄太郎)