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スピードスケート押切美沙紀選手 中札内村で報告会

子どもたちや関係者らと記念写真に収まる押切美沙紀さん(手前)=23日、中札内文化創造センターで。金野和彦撮影

 【中札内】北京五輪のスピードスケート女子5000メートルで8位に入賞した、中札内村出身の押切美沙紀さん(29)が23日、中札内文化創造センターで村民に向けた報告会を行い、北京五輪を終えての思いや今後の活動について語った。

 村民ら約100人が参加。村スケート少年団の子どもや「応援する会」の石澤健二会長が、花束と北京五輪での勇姿を映した特製パネルを贈呈した。

 森田匡彦村長が「押切さんに、諦めないことの大切さやたくさんの勇気と元気をいただいた」とあいさつ。石澤会長や中井康雄村議会議長も登壇し、活躍をたたえた。

 押切さんは集まった村民らに「北京五輪は自分にとって3大会目。今までで一番やりきれた」と報告。今後について、一度スケートから離れるが「押切美沙紀として生きられるのは一度きり。引退表明はせず、自分とゆっくり向き合って考えたい」と述べた。

 報告会では、北京五輪の映像を振り返りながら、押切選手が当時の心境を説明する場面も。村民から「中札内村での思い出は」と聞かれ「小学校ではリンクを作ってくれて、村の方々にスケートを教えてもらえる良い環境だった。小さい頃の楽しいスケートの記憶が今でも原動力」と答えた。(石川彩乃)

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  • 押切美沙紀選手の村民報告会(23日、中札内文化創造センターで。金野和彦撮影)

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