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「よく戦った」「お疲れさま」志賀姉妹の父や十勝の関係者が称賛の声 北京五輪女子アイスホッケー

 北京五輪の女子アイスホッケー日本代表「スマイルジャパン」は12日夜、準々決勝で残念ながら敗れ、今大会の戦いを終えた。帯広市出身のDF志賀葵(トヨタシグナス-帯三条高、帯南町中、稲田小出)、FW志賀紅音(同)姉妹の奮闘に、十勝の関係者からは「よく戦った」「お疲れさま」とベスト8入り(最終順位は6位)をたたえる声に包まれた。

 市内の実家では、父の弘明さん(49)がテレビで観戦。試合を終えた後、通信アプリ「LINE」や電話で姉妹と話した。「お疲れさま。ありがとう、と伝えた」

 昨年の世界選手権最優秀ゴールキーパーのフィンランドの選手を相手に第1ピリオドに得点を挙げた紅音選手は「リバウンドを出そうと思い、シュートしたと、話していた」という。「2人とも(強豪と渡り合った事を)今後のアイスホッケーに生かしてほしい」。3月18~21日には帯広の森アイスアリーナなどで全日本女子アイスホッケー選手権大会がある。「五輪(日本代表)のチームメートが敵味方に分かれて試合する。五輪の経験を発揮してほしい」と弘明さんはエールを送る。

 帯広アイスホッケー連盟の山下司会長(66)は「惜しくも負けてしまったが2人とも素晴らしい活躍。特に、紅音さんが準々決勝で決めたゴールは日本のアイスホッケーの将来につながる1点だった」と姉妹をねぎらい、「今後も十勝から素晴らしい選手を輩出できるように普及と振興、強化に努めていく」と力強く語った。

 西武鉄道、日光アイスバックスで活躍した元日本リーガーで、清水御影少年団時代に姉妹を指導した榛澤淳さん(46)は「(紅音は)スコアリングが期待される中で、2ゴール1アシストと素晴らしい結果を残した。葵も1対1での力強い守りでチームに貢献した」と絶賛。「次のオリンピックでも主力で活躍してほしい」と話していた。(松岡秀宜、小野寺俊之介)

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