2級土木施工管理技術検定 帯工高環境土木科が全員合格
帯広工業高校環境土木科の3年生40人全員が、「2級土木施工管理技術検定」の第1次検定に合格した。全員合格は昨年に続き3回目。生徒らは「連覇が懸かっていたのでうれしい」と安堵(あんど)した。
同検定は、国家資格の「土木施工管理技士」獲得に必須のペーパー試験。3年の実務経験を積むと第2次検定を受検でき、合格すると同技士の資格を取得できる。
同科は6年前から、3年生時の全員受検に取り組んでいる。主に日建学院(本社東京)のテキストを活用。2年時から試験勉強を始め、3年時で本格的な授業が始動する。
検定は昨年10月に釧路市で実施。今月14日に結果が発表され、全国の合格率は70・9%だった。佐藤一茶さん(18)は「模試では合格基準に達したことがなかったので、(合格が)分かったときはすごくほっとした」と振り返った。次の受検生には「難しい用語は動画を見ると理解しやすい。問題集をたくさんこなして」とエールを送る。
指導してきた岡本博教諭は「連覇が懸かるプレッシャーはすごかったはず。それぞれが力を出し切ってくれた」と合格を喜んだ。(牧内奏)