2022年の信金カレンダーに故神田日勝さんの長女の絵画 足寄ホテルに展示
帯広信用金庫(高橋常夫理事長)が地元画家シリーズとして発行しているカレンダーの2022年版が完成し、29日から全店で配布を始める。今回が54作目で、挿絵は1969年のスタート時に絵筆を執った神田日勝の長女絵里子さん(53)=鹿追町在住=による油彩画「オンネトー」が選ばれた。
今回採用された作品は同信金が2019年、絵里子さんに制作を依頼したもの。足寄町の観光スポットのひとつであるオンネトーをモチーフに描かれた10号の作品。澄んだ青色をたくわえるオンネトーの湖水の手前と向こうに緑が映える木々、奥には雌阿寒岳と阿寒富士がそびえ立つ構図だ。
この絵は同年夏、足寄町内にオープンした「ホテルレウスアショロ」(丸山勝由代表)に寄贈。現在は1階ラウンジの中央に飾られており、ホテル利用者が食事やくつろいでいる際に見て喜んでいる。
同ホテルの鑓水浩二事業部長は「オンネトーのきれいな風景を楽しめる絵。ぜひ実物も鑑賞していただきたい」と話す。
カレンダーは4万枚、同デザインのポストカードも2000枚作成した。いずれも無料で配布する。(折原徹也)