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道産和牛のブランド化推進 十勝の生産者らが懇話会設立へ

 【札幌】道産和牛のブランド化に向けた活動を推進する初の組織「北海道和牛ブランド懇話会」の立ち上げを準備する「世話人会」が9月30日、発足した。道農政部などの呼び掛けで、十勝を含む全道の生産者団体などから世話人11人が参加。流通団体なども参加し、懇話会の設立に向けた検討事項などを確認した。今後、全道の生産者、流通関係者らに幅広く懇話会への参画を呼び掛け、年度内の設立を目指す。

 道内では各地の生産者がそれぞれの銘柄で和牛の消費拡大に取り組んでいる。北海道の黒毛和牛の飼養頭数は18万8700頭(2020年2月現在)で、全国3位となっている。ただ、道産和牛のブランド確立には生産者、関係者が一体となって生産拡大や認知度向上が必要となるため、ブランド懇話会を設立することにした。主に肥育生産者の参加を想定しており、実現すれば全道初の組織になる。

 懇話会の結成後は、(1)道産和牛のブランド化に向けた取り組み(2)生産拡大や輸出に向けた勉強会-などの実施を視野に入れている。将来にわたり道産和牛の地位確立に取り組む一方、27年に北海道で開催される「全国和牛能力共進会(全共)」第13回大会で道産和牛の入賞も狙う。

 30日の世話人会の発足に伴う会合には、世話人として十勝和牛振興協議会肥育部会長の井村敏文氏(浦幌町)、全国肉牛事業協同組合北海道ブロック長の佐々木信弘氏(帯広市)、北海道家畜商業協同組合連合会会長の松山幸雄氏(士幌町)、北海道和牛振興協議会副会長の宮前裕治氏(池田町)らが参加。今後、事務局を北海道酪農畜産協会、道農政部が担い、懇話会設立に向けた検討作業や準備を進めることになった。(奥野秀康)

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