生花店製作ピーク 大型店商戦も好調 あす「母の日」
9日の「母の日」を前に、帯広市内の生花店では贈答用アレンジメントの製作がピークを迎え、大型店などでは商戦が終盤に入っている。いずれも新型コロナウイルスの拡大直後だった前年の売れ行きを上回っているとの声が聞かれる。
内藤生花店(帯広市、菅田光子社長)の本店(東1南8)では、加盟する生花通販「花キューピット」を通じ受注された、母の日用のアレンジメント製作に大忙し。5日からは配送も含め10人体制で対応に当たっている。受け付け分ですでに前年比15%増、ピンクカーネーションを中心とした3000円台前半の商品が人気とする。
菅田社長によると、9日までに配送する分の受け付けはほぼ終了し、この2日間は店頭での持ち帰り販売が中心になるという。「通販の受注状況を見ると、今年は店頭売りも期待している。特に藤丸店では特殊加工のプリザーブドフラワーなど数多くの注文に対応できるよう多めに材料をそろえた」と話した。
イトーヨーカドー帯広店では、4月下旬から1階に「母の日」用ギフトの特設コーナーを開設し、商戦を盛り上げてきた。カーネーション鉢のほか、シャツなどの衣料品、枕などの健康寝具など中心に好調な売れ行きという。平林吉道・管理統括マネジャーは「連休中に購入する層も多く、現時点で売り上げは前年比2桁増で推移。コロナで旅行や帰省ができない分、購入単価も上がっている印象で、9日当日までピークは続くだろう」と話していた。(佐藤いづみ)
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