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重文旧双葉幼稚園、29日から今季の一般公開

今年から「青い目の人形」や当時の貴重な史料や写真を常設展示する

 国の重要文化財、旧双葉幼稚園園舎(帯広市東4南10)は29日から、今年度の一般公開が始まる。「青い目の人形」など新たな常設展示を行う。10月31日まで。

 園舎は1922(大正11)年に建てられ、2013年の閉園まで使用された。赤い丸屋根ドームが特徴で、外観は球、四角、三角などを用いた独創的な造り。17年に重文指定された。

 一般公開は園舎を管理するNPO法人「双葉の露(つゆ)」(帯広、遠藤崇浩代表理事)が行う。今年は同園に贈られた「青い目の人形」2体や、書家の故桑原翠邦が揮毫(きごう)した「双葉幼稚園」の書と聖書の一節、建設当時の図面など貴重な史料を常設展示する。

 寄付金約20万円を使い、今年4月には念願だったトイレを設置した。サクラの見頃も迎え、理事の川村善規さんは「多くの方から寄付金をいただき感謝している。コロナ対策で人数制限は行うが、多くの方に見てほしい」と話している。

 一般公開は土日、祝日、お盆期間で午前10時~午後3時。4月29日、5月1、2、3日の午後1時からは入場無料のコンサートが行われる。(松田亜弓)

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