写真と音楽で「ジュエリーアイス」を堪能 幕別でライブ
【幕別】「ジュエリーアイス ライブ 2021」(NPOまくべつ町民芸術劇場主催)が24日、幕別町百年記念ホールで開かれた。真冬の豊頃町・大津海岸に打ち上がる氷の塊「ジュエリーアイス」をテーマにした初の本格的ライブに約150人が来場し、さまざまなジャンルの音楽と写真を楽しんだ。
豊頃町出身でジュエリーアイスの命名者である浦島久さん(帯広)と親交のあるアーティスト4組が出演。道内を拠点に活動する打楽器奏者の神田直樹さんとピアニストの伊藤幸治さんによる「Over The Rainbow」で幕開け。ステージ上では浦島さんが撮影したジュエリーアイスの写真が演奏に合わせてスクリーンに映し出された。
千葉智寿さん(ハーモニカ)と小松崎健さん(ハンマーダルシマー)は「嘆きのジュエリーアイス」を演奏。この曲について浦島さんは「千葉さんから送られてきたデモテープを聴いたとき、メロディーラインが忘れられない癖のある曲だった」と振り返った。最後は出演者全員で浦島さん作詞の「Jewelry Ice Love」を演奏した。
豊頃町在住の50代男性は「ジュエリーアイスは豊頃町が観光で力を入れているのでどんな感じなのか聴いてみようと思った。幻想的な雰囲気で、聴いたことがある曲もあった」と話していた。
出入り口付近には浦島さんが撮影したジュエリーアイスの写真8枚を展示。同ホールのギャラリーで開催中のまくべつフォトクラブの作品展でもアイスをテーマにした写真が並んだ。(杉原輝美通信員)