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安全性を懸念する声相次ぐ くりりん住民説明会 帯広会場

建設候補地の妥当性など質問が出た住民説明会(小山田竜士撮影)

 十勝圏複合事務組合(組合長・米沢則寿帯広市長)は15日、帯広市内のとかちプラザで、建て替えを計画する一般廃棄物中間処理施設「くりりんセンター」の住民説明会を開いた。建設候補地の治水対策をめぐり、安全性を懸念する声が相次いだ。

 今回は帯広市民が対象の説明会で32人が参加。組合側は整備基本構想のうち、建設候補地の選定過程や治水に関する追加調査について説明した。

 帯広市の洪水ハザードマップ改定に伴い、建設候補地の浸水想定区域が変化したことを受け、氾濫流など候補地への影響を調査。現施設の建設地を含めた候補地7地点を調べた結果、当初予定地のみが家屋倒壊等氾濫想定区域に含まれないことを理由に予定地を変更しないとした。

 出席者からは、建設地を決めた根拠や氾濫時の安全性などについて質問や意見が出され、長江洋次事務局長は「地元住民の理解を得ながら災害に強い施設にしていく」と述べた。

 組合の当初スケジュールでは基本構想を昨年度中に策定する予定だったが、住民説明会の参加者や市民団体などから建設候補地の治水安全性の指摘を受け、追加調査が必要と判断。成案化を今年度中に延期していた。(岡田優人)

関連写真

  • 建設候補地の妥当性など質問が出た住民説明会(小山田竜士撮影)

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