「コロナ対応頑張って」 清水高校生が役場にパン差し入れ
【清水】清水高校(吉村教賢校長)の生産技術系列(食品分野)の生徒が8日、新型コロナウイルスの対応に追われる町役場にパン100個余りを差し入れた。
同校は高校生による創作パンコンテスト「パン甲子園」で3連覇中の実力高。例年、この時期に行われる学校PR行事「総合学科を語る集い」で参加者にパンを振る舞っているが、今年はコロナの影響で中止に。大量炊事の経験を兼ねて、日頃世話になっている町のために企画した。
2年生16人と3年生13人が前日から仕込み、同日午前中にツナパンやホットドッグ、メロンパン、ピザなどを焼き上げた。
役場に届けた牧信治教諭は「生徒のパンを食べて頑張ってもらいたい」と激励した。
役場では11月下旬にクラスター(感染者集団)が発生して以降、通常より少ない職員で業務に当たっている。
阿部一男町長は「残業続きの職員も多く、おいしいパンをいただいて本当にありがたい」と感謝した。(丹羽恭太)