11月は半月で84人が感染 管内の新型コロナ発生状況
十勝管内では11月に入って新型コロナウイルスの感染が急拡大している。折り返しの15日時点で、月内の新規感染者数は84人となった。帯広市中心部・繁華街を起点に家庭、職場に広がるケースがみられる。
管内では2月に中札内村で第1号の感染者が確認されて以降、比較的緩やかに感染が拡大。9月末時点の感染者は累計で26人となっていた。ただ10月は、帯広市役所や金融機関の職員など8人の感染事例が発生。11月に入ると急速に広がった。
11月5日からは連続して複数の感染者を確認。11日(13人)、12日(12人)、14日(13人)の新規感染者は2桁に上った。
この間、帯広市中心部の接待を伴う飲食店で管内初となるクラスター(感染者集団)が発生した。北の屋台では店主2人が感染し、全店休業の措置が取られた。
帯広市内の児童・生徒、大学生、バス乗務員、大型店のテナント従業員などで感染事例がみられ、帯広に近接する音更、幕別でも感染者が確認された。
市などは改めて手洗い、うがいなど基本的な感染防止対策の徹底を促すと同時に、「感染者に対する誹謗(ひぼう)中傷につながるような根拠のないうわさを流したり、個人を特定することがないよう、冷静な行動を」と呼び掛けている。(能勢雄太郎)
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・警戒ステージの考え方(PDF)-北海道公式ホームページ
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・札医大横田教授によるセミナー動画-十勝毎日新聞電子版