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初秋の十勝路を疾走 ラリー北海道開幕

SS3でトップに立った鎌田卓麻のスバルWRX-STIの走り(12日午前10時、陸別町で。金野和彦撮影)

 【陸別】十勝を舞台にしたラリーの国際大会「ラリー北海道2020」(全日本ラリー選手権第9戦)が12日、無観客で開幕した。初日は足寄、陸別町内に設けられたスペシャルステージ(SS)で競技が始まり、ラリーカーが迫力の走りをみせていた。競技は13日も行われる。

 12日は足寄町内のSS「ヌプリパケ」(12・53キロ)、陸別町内の「ヤヨイ」(9・27キロ)、「リクベツロング」(4・63キロ)で競技が行われた。

 SS3「リクベツロング」では、ラリーカーが林道を砂ぼこりを巻き上げながら疾走。SS3を終えた暫定順位で、地元北海道出身の鎌田卓麻(スバルWRX STI)が16分40秒1のタイムで首位に立った。

 今年は新型コロナウイルスの影響で無観客開催となり、一般は周辺に立ち入ることができない。そのため、ラリーカーを一目見ようと熱心なファンが足寄、陸別の両町内を訪れていた。

 足寄町内で移動するラリーカーを見送った札幌市の50代の会社員男性は「ラリー北海道はグラベル(未舗装路)が魅力。毎年観戦してきたので無観客は残念。今年は十勝を観光しながら楽しみたい」と話していた。(大谷健人)

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