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夏休み登校中の給食1品減「適切に栄養摂取できた」 帯広市教委が見解

 新型コロナウイルスによる臨時休校の影響で、夏休み登校中に調理員が確保できずおかずが減った帯広市の小中学校の学校給食について、市教委は25日、「適切に栄養が取れていた」との認識を示した。また保護者向けアンケートでは、約8割が夏休み登校の実施を評価したと明らかにした。

 同日の市議会建設文教委員会で、小椋則幸氏への答弁で説明した。

 通常の学校給食はおかず2品が付くが、夏休み登校中(計10日間)は臨時職員の調理員が7割程度の出勤にとどまったため、1品のみに。代わりにゼリーやプリンを提供していた。

 市教委によると、文部科学省が学校給食で必要なエネルギーや脂質、たんぱく質などの基準を示しているが、「(夏休み登校があった)7、8月の平均値は他の月と遜色がなく、適切に栄養摂取できたと認識している」と強調した。

 「他の調理員を確保する手段はなかったのか」という質問に対しては、「調理業務はある程度の熟練が必要で、夏休みのみ募集しても応募の可能性が低く、難しい」とした。

 臨時休校で遅れた学習を取り戻そうと、夏休み中に登校日を設けた市教委の判断については、小中学校の保護者約3870世帯から得たアンケートで、約8割が「良かった」「とても良かった」と回答したと述べた。(高田晃太郎)

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