学童保育の児童にも給食提供 分散登校期間 幕別
【幕別】町は、今月29日までの町内小学校の分散登校期間中、自身の登校日以外で学童保育所を利用する児童にも希望により学校給食を提供している。保護者の負担軽減のためで、10日間で計628食を提供する予定。
町内9小学校のうち、農村部の小規模校を除く5小学校では18日からクラスを半分に分けるなどの方法で分散登校を実施している。5小学校の児童が通う五つの学童保育所は31日まで限定開所し、共働き家庭の児童らを受け入れている。各学童保育所の児童は給食時間に小学校に移動し、体育館や空き教室で“密”を避けて給食を取る。
19日には5学童保育所の計92人の児童が給食を利用した。このうち札内南小学校(山川修校長、児童629人)には、つくし学童保育所に登録する1~5年生39人が集まった。ござを敷いた体育館で、カレーライスやゼリーを頬張り、お代わりをする子も。2年生の桑原優斗君(7)は「めちゃくちゃおいしかった」とにっこり。山川校長は「子どもたちは温かい物が食べられ、保護者も弁当の用意は大変だと思うので喜ばれているのでは」と目を細めていた。
視察に訪れた飯田晴義町長は「おいしそうに食べている姿を見られ、実現できてよかったと思う」と話した。(澤村真理子)