広尾 トキシラズ定置網で初水揚げ
【広尾】広尾漁協の春定置網漁で16日早朝、広尾町の十勝港にトキシラズが初水揚げされた。
トキシラズは秋に産卵を控えたシロザケで、脂の乗りが良い。同漁協では漁獲後すぐに血抜きをする「船上活締め」で鮮度を保つ工夫をしている。
例年同様、町タニイソ付近の沿岸1カ統に網を設置し、この日は約20匹を水揚げした。2~3キロ台が中心で4キロ以上の大物もあった。1キロ当たりの価格は1750~2180円で推移した。
この日は前日に仕掛けた網での水揚げで、漁業関係者は「数日置いた網なら、さらに量は見込める。大きさはまずまずだったので今後に期待したい」と話していた。漁は6月下旬ごろまで続く見込み。(松村智裕)