発売額5億円超 過去最高 ばんえい無観客で開幕
帯広市主催のばんえい十勝の2020年度開催が24日、開幕した。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、前年度終盤に続いて無観客での静かなシーズン開幕を迎えたが、同日の発売額はインターネットと電話投票のみで5億9233万8900円を記録。一日の発売額としては、昨年12月30日の4億2725万9800円を上回り、07年の帯広市単独開催後、過去最高の初の5億円超えとなった。
同日は例年開催していたオープニングセレモニーなどを実施せず、午後2時40分から第1レースが発走。午後8時45分まで計11レースが行われた。このうち、第10レースは勝馬投票券発売額が1億1935万7400円となり、1レースの発売額としては07年以降最高額を記録した。
発売額が伸びた要因について、ばんえい十勝の広報は「開幕日だったことに加え、同日後半のレース(ナイター開催)が全国で帯広競馬場のみとなり、ネットを通じた投票券の購入が集中したと思われる」と説明した。
緊急事態宣言を受け、同競馬は25~27日に加え、5月2~4日も無観客で開催。同1日の第2回能力検査は馬主や生産者も入場できない。(大木祐介)
◆ばんえい競馬について
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