「市場のたれ」PBで新発売
帯広地方卸売市場(帯広市、高橋正行社長)は、プライベートブランド(PB)商品として「帯広市場のたれ」を開発し、売り出した。常温品の商品化は初めて。高橋社長は「食材を目利きするプロとして、いい素材の味を引き立てる自信作。市場の存在を多くの人に知ってもらいたい」としている。(佐藤いづみ)
たれはしょうゆベースで、うま味とこくを出そうと、利尻昆布とかつおだしを多めに配合したのが特徴。黒七味唐辛子も加えた。製造は、帯広物産協会の紹介で、たれメーカーのソラチ(芦別市)が担当。瓶詰め(215グラム)で398円(税込み、希望小売価格)。同社は「肉や魚、豆腐、フライ、サラダにかけたり、炊き込みご飯にも使えるなど用途は広い」としている。
同市場では近年、十勝の食を担っている機関であることを一般にも知ってもらおうとPR活動に力を入れており、今回の商品化もその一環。春から試作を進めてきた。同社のPB商品としては「ジンギスカンといくら醤油」に次いで3例目。
まずは900本製造。23日から市場敷地内の食品関連総合センターやとかち物産センター(帯広)、ハピオ木野(音更)で販売中だが、今後は取扱店を増やす考え。問い合わせは同市場(0155・37・3333)へ。