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チームラボ展閉幕 帯広美術館最多の8万人超が来場

林社長(左から3人目)と野崎館長(同4人目)らが笑顔で来場者を見送った(金野和彦撮影)

 道立帯広美術館で開かれた体験型デジタルアート展「チームラボ 学ぶ!未来の遊園地と、花と共に生きる動物達」が1日、約2カ月間の会期を終えて閉幕した。総来場者数は8万9065人となり、同美術館の展覧会の来場者数記録を大幅に塗り替えた。

 十勝毎日新聞創刊100年記念事業で、実行委員会の主催。デジタルアート集団「チームラボ」(東京)による6作品が展示された。

 来場者数は8月11日、「フランス19世紀絵画展」(1991年、帯広美術館の開館記念特別展)が記録した3万8424人を更新。盆期間以降はリピーターも増加、最終的な来場者数は9万人近くにまで伸びた。

 実行委は「SNSで情報が拡散、子どもたちの口コミもあり認知度が高まった。ちょっとした社会現象になった」と話している。

 1日は閉館時刻となる午後5時、十勝毎日新聞社の林浩史社長や帯広美術館の野崎弘幸館長らが来場者を見送った。札幌から訪れた高橋蒼空君(11)は家族4人で楽しみ、「滑り台は色がきれいで10回以上遊んだ」と笑顔を見せた。

 野崎館長は「帯広美術館の新たな歴史を刻むことができてうれしい。親子で美術館に足を運ぶきっかけをつくった。子どもたちが親になったとき、自分の子どもを連れて再訪することを期待したい」と話していた。(細谷敦生)


◆チームラボについて
チームラボ★学ぶ!未来の遊園地と、花と共に生きる動物たち

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