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帯南商OA部長が道大会で個人3冠

全国大会出場を喜ぶ藤田部長

 コンピューターの情報処理能力を競う「第32回北海道高校情報処理競技大会」(5月31日、札幌)で、帯広南商業高校OAビジネス部の藤田和哉部長(3年)が個人の部で優勝に輝き、全国大会への切符を手にした。個人の部での同校優勝は初めてで、全国大会へは1995年以来24年ぶりの出場となる。情報処理に関する主要大会で個人3冠を達成した藤田部長は「いい結果が出てうれしい」と喜んでいる。

 同大会には道内14校63人が参加。帯南商からは藤田部長と2年生6人が出場した。競技は筆記試験形式で、第1部「関連用語とデータベース」と第2部「表計算とアルゴリズム」の合計得点で成績を競った。団体の部で帯南商は3位に入賞したが、惜しくも全国大会出場は逃した。

全道大会に出場した帯広南商業高OAビジネス部。前列中央は7月に全国大会に臨む藤田部長

 藤田部長は昨年の「第38回全国高等学校IT・簿記選手権大会北海道ブロック大会IT部門個人の部」(7月)と、「北海道高等学校商業実務競技新人大会情報処理の部」(11月)でも優勝しており、主要大会の個人3冠を目指しての挑戦だった。「明確な目標があり、モチベーション高く大会に臨めた」と振り返る。

 24年前に全国大会に出場したのは、現在帯南商でOAビジネス部の顧問を務める堀内大輔教諭。第8回大会個人の部で準優勝だった。堀内教諭は「昨年から1年間負けなしはすごい。人の倍以上吸収がいい」と教え子の活躍に笑顔を見せた。

 全国大会は7月28日に広島県で行われる。目標としていた大舞台だが「使う知識はこれまでと変わらない」と気負いはない。「全国大会でも楽しめればいい結果が付いてくるはず」と意気込んでいる。(細谷敦生)

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