森末整形外科敷地内のサクラ 今年も開花
帯広市内の森末整形外科医院(西3南5)で、敷地内のエゾヤマザクラが19日までに開花した。17、18日と続いた気温20度超の陽気に誘われたかのように、淡いピンク色をのぞかせている。
同医院のサクラは約50年前の開院時に森末克彦理事長の友人からお祝いとして贈られ、移植された。
建物南側の白壁の際に立っており、反射して光を受ける壁側の枝が例年、早く開花することで知られている。
19日の帯広は正午までの最高気温が9・2度と肌寒い一日となったが、4、5メートルほどの高さの枝に数輪が花を開かせていた。森末理事長は「寒くなって心配していたが、無事咲いてくれてうれしい。樹医に診てもらうなどして手入れしていきたい」と話した。
民間の気象会社ウェザーニューズでは帯広の開花予想日は5月1日。昨年、帯広測候所敷地内の標準木は平年(5月4日)より3日早く同1日に開花している。(大谷健人)