帯広三条高出身の同級生・青山みつ紀さんと野村英里さんが古里でコンサート
【東京】帯広三条高校で同級生だったピアニストの野村英里さんと歌手の青山みつ紀さんが21日、帯広市内のとかちプラザ・レインボーホールでコンサートを開く。共に夢を抱いて上京し、励まし合いながら、それぞれの道でデビュー。今回地元で親友との“共演”がかなったことに、2人は「いろいろな人の支えがあって実現した。地元に恩返しができれば」と意気込んでいる。
青山さんは帯広つつじが丘小、帯広第二中、帯広三条高を卒業後に上京。昨年7月、ミニアルバム「Naturally(ナチュラリー)」でデビューした。同9月には凱旋(がいせん)ライブを行っている。
野村さんは帯広小、帯広第五中、帯広三条高卒。4歳から習っていたピアノを一度はやめ、看護の道を志したが、再びピアノへの思いが高まり上京。都内の音楽学校の門をたたいた。一足先にデビューを果たした青山さんを見て「心強かった。私も頑張ろうと思った」。昨年8月、初のデュオコンサートを都内神楽坂で開いた。
2人は中学時代に塾で顔なじみとなり、高校では「毎日一緒に遊んで帰った」仲。昨秋ころから地元で一緒にコンサートをと考えていたところ、縁あって今年初めに実施が決まった。
コンサートは2部構成で、全18曲。ピアノとバイオリンによるクラシックやポップス、青山さんはバンドメンバーと共にオリジナル曲やカバー曲、新曲も披露する予定。
ゲストには、バイオリニストとして、ソロや室内楽などで活躍し、野村さんが「本格的なピアノ伴奏を初めて行った」という秋葉彩恵さんを招き、野村さんとのセッションを披露する。
2人は「東京での演奏会に来られなかった家族や友人にもぜひ見てほしい」(野村さん)、「十勝はありのままでいられる場所。私たちが合わさったときにどんな化学変化が起こるのか、すごく楽しみ」(青山さん)と来場を呼び掛けている。
コンサートは21日午後6時半から(午後6時開場)。入場料は2000円(全席自由席、当日券は2500円)。
チケットはとかちプラザや勝毎サロンなどで扱っている。(植木康則)
【10秒動画】帯広三条高出身の同級生・青山みつ紀さんと野村英里さんが古里でコンサート