デビュー目指す若馬に声援 ばんえい十勝で能力検査
ばんえい十勝は14日、第1回能力検査(能検)を帯広競馬場で行った。競走馬デビューを目指す2、3歳馬がファンの声援を受けながら、走路200メートルを駆け抜けた。
能検は、ばんえい競馬に出走申し込みができる資格を得るためのテスト。今年は2歳馬185頭、3歳馬1頭がエントリーした。
馬体検査のほか、重さ460~480キロ(3歳馬は550キロ)のそりを引き、調教状況や完走タイムを審査する。この日は午前8時から第1競走が出走。生産者や馬主、ファンらが訪れ、声援を送りながら若駒の挑戦を見守った。
岩手県から毎年、能検を見に訪れるという男性(32)は「今年は苦戦する馬が多いようだが、合格し、さらに成長してレースで走るのを楽しみにしている」と話した。
合否はこの日のうちに判定され、合格した馬は5月4日以降、レースに出走する。能検は8月23日まで計10回行われる。(藤島諒司)