高校教科書販売が佳境迎える 開店前から生徒らが行列
高校の新入学、新学期まであと少し-。十勝管内の書店で教科書の販売シーズンが佳境を迎えている。新しい教科書を両手で抱き、春からの新生活へ準備を進めている。
帯広市内の有田書房(東1南16、藤田稔代表)では、緑陽高校を除く市内の公立高校全校と管内私立高3校の教科書を取り扱う。教科書販売は学校ごとに日程を分けて、9日から始まった。
束ねられた教科書は1束約5キロ。重い学校は約10キロで、訪れた生徒らはしっかりと胸の辺りで抱えていた。30日は開店の午前10時には長蛇の列ができ、4人のスタッフがレジで対応。その後も途絶えることなく次々と来店した。
藤田代表は「今年から江陵高校の教科書販売は2・3年生だけ。間口減などで年々生徒数が減って、少し寂しいですね」と話していた。(牧内奏)