十勝毎日新聞 電子版

Tokachi Mainichi News Web

家庭や企業から食材募集 振興局が「フードドライブ」

三井局長に食品を渡す高橋社長(左)と福原の斎藤地域貢献推進室担当(左から2人目)

 十勝総合振興局は、こども食堂の食材調達を支援しようと、家庭や企業で余っているコメ、缶詰、レトルト食品などの寄付を呼び掛ける「フードドライブ」を始めた。

 こども食堂は管内では5団体が活動。無料・安価で食事を提供、食事を囲む団らんの場や住民同士の交流の場になっている。民間中心の運営で資金繰りが厳しく、食材確保が課題となっている。一方で、食品ロスをなくす観点から、食材の寄付に前向きな事業者・個人も多く、振興局が窓口になって双方をつなぐことにした。

 18日から試験的に受け付けを始め、スーパーを展開する福原(帯広)と帯広地方卸売市場(同)からコメ、缶詰、食用油、調味料、菓子などの提供を受けた。

 福原の斎藤博明地域貢献推進室担当は「今後は福原独自でもフードドライブの活動をしたい」と強調。帯広地方卸売市場の高橋正行社長は「売れ残った商品を捨てるのはもったいない。十勝で商売する者として協力したい」と述べた。

 集まった食品は食堂運営団体と話し合って配分する予定。振興局では定期的に個人から寄付を募るほか、食堂運営者と事業者で組織をつくり、円滑に食品を提供す体制も構築する。三井真局長は「(食堂を)十勝全体で支えるきっかけになれば」と話していた。

 今回の募集は29日まで。社会福祉課で受け付けている。未開封の常温保存できる、賞味期限が1カ月以上先の食品が対象。問い合わせは同課(0155・27・8704)へ。(伊藤亮太)

関連写真

  • 家庭や企業から食材募集 振興局がフードドライブ 2

    家庭や企業から食材募集 振興局がフードドライブ 2

  • 三井局長に食品を渡す高橋社長(左)と福原の斎藤地域貢献推進室担当(左から2人目)

    三井局長に食品を渡す高橋社長(左)と福原の斎藤地域貢献推進室担当(左から2人目)

更新情報

十勝で金融機関、住宅ローン対策に力

紙面イメージ

紙面イメージ

11.23(土)の紙面

ダウンロード一括(73MB) WEBビューア新機能・操作性UP

日別記事一覧

前の月 2024年11月
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

十勝の市町村

Facebookページ

記事アクセスランキング

  • 昨日
  • 週間
  • 月間

十勝毎日新聞電子版HOME