ザギトワ選手に十勝小麦のクッキー贈る 帯広の甲賀さん
【ロシア・モスクワ】外務省と在ロシア日本大使館が2、3の両日、ロシア・モスクワで開いた日本の魅力発信イベントで、帯広市の甲賀静香さん(47)が、平昌五輪女子フィギュアスケート金メダリストのアリーナ・ザギトワ選手に十勝産小麦を使ったアイシングクッキーを贈った。
アイシングクッキーはクッキーの上に、着色した砂糖や卵白で絵を描く。甲賀さんは今回、ザギトワ選手と愛犬の秋田犬マサルの姿を、クッキーでできたキャンバスに表現した。
受け取ったザギトワ選手は、何度も眺めて喜んだ様子。甲賀さんは「まずは日本と北海道を知ってもらうことに、少し貢献できたと思う。十勝のことをロシアの皆さんに知ってもらうため、今後も何かできれば」と話した。
魅力発信イベントは「サクラ×フェスティバル」と銘打ち、モスクワ市内のショッピングモールで開かれた。
北海道、茨城県、新潟県、山口県、沖縄県が参加し、観光情報や食文化などをアピールした。
ザギトワ選手が登場したのは現地時間の3日午後に行われたステージイベントで、参加各自治体がザギトワ選手に3分間で地元の魅力をアピールした。トップバッターが北海道。最初を任された甲賀さんは、完成度の高いアイシングクッキーをザギトワ選手に手渡し、会場を沸かせた。
甲賀さんはこのほか、同フェスの中で、十勝の魅力を伝えるために考案したアートフード「ポテトフラワー」のワークショップなども実施した。
甲賀さんは東京出身。2005年に道内に移住、07年に帯広に拠点を移し、10年に十勝菓子工房華音(かのん)を開いた。
(奧野秀康)
◆関連記事
・帯広の甲賀さんが手掛ける「ポテトフラワー」ロシアで紹介-十勝毎日新聞電子版(2019/02/27)