師走スケッチ「アイスワインのブドウ収穫始まる 池田」
厳しい寒さの中、アイスワイン用のブドウを収穫する作業員(12日午前6時ごろ、池田町千代田の町営ブドウ畑で。金野和彦撮影)
【池田】十勝ワインの中でも極甘口とされる「アイスワイン」。その原料となるブドウの収穫が12日午前5時半、池田町千代田の町営ブドウ畑で始まった。畑の気温計で氷点下13.5度の寒さの中、ヘッドライトを着けた町職員ら約30人が、自然凍結したブドウを一房ずつ手摘みした。
アイスワイン用のブドウは秋に収穫せずに残した「山幸」で、毎年12月、氷点下12度以下になる早朝に収穫している。樹上で凍結と乾燥を繰り返して、糖度は通常の倍近い約40度にまで濃縮される。
この日は気温が低い早朝から収穫を始め、1時間半ほど作業した。凍ったままのブドウは軽トラックに積んで町ブドウ・ブドウ酒研究所に運び込まれ、すぐに圧搾した。約1ヘクタールのうち半分ほどの収穫を終え、残りは気象状況を見て年内にも行う。
2018年産アイスワインは、来年12月に発売の予定。同研究所の安井美裕所長は「ここ数日で一気に冷え込みが続いたので、ブドウが急激に凍結した。アイスワインにとって、いい環境でブドウの収穫を迎えられた」と話している。
(内形勝也)
関連写真
寒気の中、ブドウの収穫を行う作業員(12日午前6時20分ごろ、池田町千代田陶久圃場で。金野和彦撮影)
寒気の中、ブドウの収穫を行う作業員(12日午前5時40分ごろ、池田町千代田陶久圃場で。金野和彦撮影)
寒気の中、ブドウの収穫を行う作業員(12日午前6時10分ごろ、池田町千代田陶久圃場で。金野和彦撮影)
寒気の中、ブドウの収穫を行う作業員(12日午前6時15分ごろ、池田町千代田陶久圃場で。金野和彦撮影)
寒気の中、ブドウの収穫を行う作業員(12日午前6時15分ごろ、池田町千代田陶久圃場で。金野和彦撮影)
寒気の中、ブドウの収穫を行う作業員(12日午前6時15分ごろ、池田町千代田陶久圃場で。金野和彦撮影)
厳しい寒さの中、アイスワイン用のブドウを収穫する作業員(12日午前6時15分ごろ、池田町千代田の町営ブドウ畑で。金野和彦撮影)