【ライフライン】管内の一部で断水
十勝管内では6日午前9時現在、一部の地域で断水が発生している。大樹町では開進、大光地区の計4戸で、各戸に水を送るためのポンプが停電のため機能しておらず、ポリタンクによる給水を行った。池田町も同様の原因で、高台付近にある住宅を中心に約45戸で断水しているため給水袋に入った水を配布した。
幕別町では札内忠類地区で一時断水が発生したものの午前6時までに復旧した。帯広市内では別府配水池の遮断弁が地震の揺れで自動的に作動し、西帯広地区で水道水が出づらい状況となっていたが、午前4時半までに復旧した。マンションなど地下の受水槽から各戸にポンプで水を送る住宅では、停電の影響で断水が続いている。
このほか、帯広市内では下水を流すために設置している33カ所のマンホール・ポンプが停電で停止している。順次、発電機でポンプを動かしたり、下水道管にたまった汚水をバキューム車で吸引するなどしているが、停電が長期化すれば排水やトイレの水が流れづらくなることが予想される。このため市では、排水を必要最小限にとどめるよう協力を呼び掛けている。