藤田菜七子騎手も登場 JRAジョッキーDAY
JRA(日本中央競馬)所属騎手によるばんえい競馬応援イベント「第12回JRAジョッキーDAY」が20日、帯広競馬場で開かれた。一昨年、JRA16年ぶりの女性騎手デビューを果たした藤田菜七子騎手(21)ら7人が参戦。トークショーや模擬レース、抽選会などで盛り上がった。
今回登場したのは藤田騎手のほか、第1回から連続で参加する勝浦正樹、井上敏樹、荻野琢真、国分恭介、菱田裕二、松岡正海の各騎手。本レースの合間にエキシビションで2レースを行い、そりに乗ったJRA騎手が華麗な手綱さばきを披露した。
模擬レースでは、第1レースで内側の3頭がほぼ横並びの競り合う展開に。井上騎手とばんえいの鈴木恵介騎手が騎乗したカゲホウトウ(牡7歳、服部義幸調教師)が1着。第2レースは、荻野騎手とばんえいの西将太騎手が騎乗したカネショウ(牡4歳、西康幸調教師)が制した。
2レースの総合は、荻野騎手が35ポイントを獲得して1位に。藤田騎手はばんえいの島津新騎手とサクラオトメ(牝3歳、林豊調教師)に騎乗し、第1レース4着、第2レース2着で総合は26点の2位タイだった。
藤田騎手は「(ばん馬でのレースは)初めてで楽しく、新鮮だった。落ちそうなくらい勢いがあり、障害は迫力があった」と振り返った。藤田騎手のファンで札幌から訪れた曳地武人さん(45)は「貴重な直筆のサインをもらえてうれしい」と喜んだ。(藤島諒司)