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あいざわ農園がオリジナルワイン第2弾発売へ

3種類のオリジナルワインを手にする(左から)相澤代表と龍也さん

 来秋のワイナリー開設を目指す「あいざわ農園合同会社」(帯広市以平町西9線21、相澤一郎代表)は8月4日、同社で栽培したブドウを原料に委託醸造した3種類のオリジナルワインを発売する。昨年に続く第2弾で、今回は新たにロゼワインも登場する。

 販売するのは、池田町ブドウ・ブドウ酒研究所(安井美裕所長)で委託醸造した赤「ITAIRA2016」(720ミリリットル、3780円)と、岩見沢市の10R(トアール)ワイナリーで委託醸造したスパークリングロゼ「アーダンツァ フリッザンテ2017」(750ミリリットル、3024円)、ロゼ「さちろぜ2017」(同、3240円)。

 ITAIRA-はアルコール度12度。同社で栽培した16年産のブドウ品種「山幸」800キロを使って同研究所が醸造。14カ月のたる熟成を経て、瓶詰めした657本のうち557本を販売する。同研究所は「山幸の特徴である香りと酸味が出た」とする。

 アーダンツァ-はアルコール度10度で、イタリア語で「舞う微発泡」の意味に相澤代表(35)の頭文字を入れた。17年産の「清舞」320キロを原料に、10Rが酵母による発酵で微炭酸に仕上げた。瓶詰め195本のうち170本を販売。相澤代表は「ワインが苦手の人もこれを飲めば好きになる」と太鼓判を押す。

 さちろぜ-はロゼワインの新商品。アルコール度9度。17年産の「山幸」600キロを10Rに持ち込み、醸造した。4カ月間、たる熟成した後に瓶詰めした305本のうち270本を販売する。ブドウ栽培に20年取り組んできた相澤代表の父龍也さん(63)は「試行錯誤しながら、ワイナリー開設に向けて一歩一歩前進している」と力を込める。

 同社は来秋にも同社敷地内にワイナリーを開設する予定。相澤代表は「16年の台風の影響で当初予定より1年ほどずれ込むが、来年の秋ごろには開設できそうだ」と話している。

 3種のオリジナルワインの販売は4日午前10時~午後2時に同社で。それ以降も同社ホームページでのインターネット販売、電話による注文販売を行う。ITAIRA-は1人5本まで、その他2種は1人各1本限定。問い合わせは同社(0155・63・7723)へ。(内形勝也)

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