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まつもと薬局車いすカーリング日本選手権2年連続出場

日本選手権に向けて活躍を誓う「まつもと薬局」チーム。右から加納久志、土屋知子、鈴木禎治、阿部礼子、鈴木秀則

 車いすカーリングの第5回北海道選手権大会(3月9~11日・札幌市のどうぎんカーリングスタジアム、道車いすカーリング協会主催)で、十勝の障害者アスリートチーム「まつもと薬局」が3位となり、第14回日本選手権大会(5月・新潟市の新潟アサヒアレックスアイスアリーナ、日本車いすカーリング協会主催)に出場する。2016年発足の同チームは、2年連続の日本選手権出場に向けて個々の課題を克服しながら「日本一を目指す」と意気込む。

 メンバーはリードの阿部礼子(67)=浦幌町=と土屋知子(46)=帯広市=、セカンド鈴木禎治(63)=池田町=、サード鈴木秀則(39)=帯広市=、スキップ加納久志(47)=同=、コーチは橋本孝広さん=音更町=。道内外の大会で活躍してきた障害者カーラーが、まつもと薬局(帯広、松本健春社長)の支援を得て活動、昨年8月の帯広ライオンズクラブ杯大会を初制覇するなど力を付けてきている。

 今回の道選手権大会には道内4チームが出場、うち上位3チームが日本選手権の出場権利を得る。まつもと薬局は予選リーグでチーム妹背牛に9-1で快勝し、チーム北見には序盤でリードしたが逆転され4-6で惜敗、チーム戸田(札幌)に4-9で敗れ1勝2敗で3位通過。決勝トーナメント準決勝ではチーム戸田に6-15で敗れ3位だった。

 スキップの加納は「サードまではいい形のゲームを続けていたが、自分がミスして猛省している」と道選手権を振り返り、「体力を付け、(日本選手権までに)道内の他のチームと練習試合を重ね、メダルを狙う」と昨年の5位を上回る3位以上を狙う。

 阿部は「大会までの2カ月間でもっと練習する。目指すのは優勝」、土屋も「頑張ります。日本一になる」と力を込め、鈴木禎は「出る以上は優勝を狙う」と意気込む。鈴木秀は「昨年12月のプレ大会(強化合宿)で新潟の会場での試合を経験した。それを生かして頑張れれば」と語る。

 チームは競技普及のため2月、おびひろ氷まつり会場でNPO法人みんなのポラリス(水口迅代表理事)主催のチェアカーリング体験会にも参加した。「大勢の方に体験してもらった」(鈴木禎)と、平昌五輪で火が付いたカーリングブームが車いす部門でも広まることを期待しており、十勝でのチェアカーリング競技のけん引役としての活躍を誓う。(横田光俊)

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