士幌佐倉小学校が19年度末で閉校へ
【士幌】佐倉小学校(清水敏文校長、児童25人)が2019年度末で閉校することが決まった。20年度からは士幌小学校に統合される。
同校は現在、4学年と1学年に各学年で最多の6人ずつが在籍。4学年が卒業後の20年度は世帯数が10戸を下回り、児童ゼロの学年が出る可能性が高い。今後入学者は減少する見込みで、佐倉保育所も18年度末で閉所が決まっている。
閉校については、昨年4月に今後の小学校の在り方についての検討委員会が発足し、地域全戸を対象としたアンケート調査結果をもとに、PTAや園児保護者間で協議を重ねてきた。17日に佐倉地区公民館推進委員会の総会で閉校を了承した。
町教委は今後閉校の正式な手続きに入り、4月下旬の委員会で報告される。仁和直也PTA会長は「保護者らは身を切る思いで決断した。将来のことを考えると閉校は致し方ない」と話している。
同校は1917年佐倉尋常小学校として開校し、ピーク時の28年には148人が在籍。今年度までに987人が卒業した。町内では西上音更小、下居辺小、新田小が18年度末での閉校が決まっている。(川野遼介)