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上級者向けコース開設 りくべつ鉄道 トロッコ毎週土日に拡大

「新銀河コース」が開設される「りくべつ鉄道」で、出番を待つ気動車(左)

 【陸別】4月28日に今季の営業を始める「ふるさと銀河線りくべつ鉄道」(町商工会運営、旧陸別駅=道の駅)は、新たな上級者向けの「新銀河コース」を開設する。現行の銀河コースより1・2キロ長い、石井踏切までの2・8キロの構外運行となる。また、トロッコ体験も毎週土・日曜とし、利用日数を拡充した。

 従来の銀河コース(3万円、80分)は、気動車の説明と点検の指導を受けて陸別駅構内約500メートルの運転体験を行う「Lコース」受講者が対象。陸別駅から百恋駅まで1・6キロ、勾配やカーブのある本格的な構外運行が設定されている。

 新銀河コースは、百恋駅を越え、道路許可が必要ない最長の距離となる石井踏切までの2・8キロを走る。対象は銀河コースを2回以上経験した人で、料金は1回3万5000円(80分)。商工会による体験者アンケートで長距離を望む声が強く、開設された。

 新コース開設に伴い、これまで「L」と「銀河」セットで無料としていた宿泊費(食事付き)について、「L」「銀河」「新銀河」いずれのコースでも2日以上の連泊で無料とした。

 トロッコの乗車体験(大人300円、小学生200円、幼児無料)は1週400メートル。昨年は利用者が1500人を超えたことから、第2第4土・日曜日に限った営業を、毎週土・日曜日に拡大させる。

 町商工会の杉本武勝事務局長は「Lと銀河と新銀河コースの午前2回の時間帯も、北見方向の公共バスの出発に合わせて変更した。海外客の反応も良く、英語と中国語のパンフレットも制作している」と話す。L・銀河・新銀河コースの希望者は「りくべつ鉄道」のホームページから予約する。問い合わせは同商工会(0156・27・3161)。(木村仁根)

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