石川衆院議員が講話 国際女性デー 幕別
【幕別】「3・8国際女性デー十勝集会」(実行委主催)が3日、町百年記念ホールで開かれた。石川香織衆院議員が講師として登壇し、女性が暮らしやすい社会について話した。
国連が定める3月8日の「国際女性デー」に合わせた集会で、今年で15回目。約230人が来場した。
石川氏は「十勝からかわる!ささえ合いの社会へ」と題して講話。先の衆院選の立候補者1180人のうち女性の当選者は47人にとどまり、女性議員の比率が約1割と各国の中でも低い現状を説明。「女性にとって立候補するまでのハードルが高い。夫や家族の協力が必要」と述べた。
安倍政権下で格差が広がったとも指摘。教育格差の解消に向けては幼児教育の無償化を挙げ、2年連続で人口増となった上士幌町の成功例などを紹介した。この他、奨学金返済の問題や地域間の医療格差などにも触れ「人々の生活や家族の人生について皆さんと考え、より良い社会にしていく姿勢を大事にしたい」と締めくくった。(小縣大輝)