ジュエリーアイス最盛期 海岸に人、人、人…
【豊頃】町大津海岸に打ち上げられる透明な氷塊「ジュエリーアイス」の観光がピークを迎えている。28日早朝には、直径20~40センチの氷塊が海岸の至る所で見られ、中には畳1枚分の巨大な氷も。昇る朝日と輝く氷を写真に収めようという観光客を中心に、海岸線に人だかりができた。
氷塊は年明けに少量を見掛ける程度だったが、今月下旬になると大量に打ち上げられた。本格的な鑑賞シーズンを迎えてから初の日曜とあって、町観光協会の推計で過去最多の約600人が早朝から詰め掛けた。中には、JTB北海道のモニターツアー客38人の姿も見られた。
観光客らは午前6時45分ごろに朝日が昇ると、オレンジ色に染まった氷塊を一眼レフカメラやスマートフォンで撮影していた。太陽が雲に隠れることがほとんどなく、けあらしも発生しなかったため、撮影には最高の条件となった。
家族3人で初めて来た帯広市の会社員、結城康之さん(45)は「想像通りきれいだった。人が多くてびっくりした」と話し、撮影を楽しんでいた。
天候次第だが、ジュエリーアイスは2月末ごろまで見ることができる。
(関坂典生)
◆ジュエリーアイスについて
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