士幌高、環境学習ポスターで最優秀賞
【士幌】士幌高校環境専攻班(半場誠人班長、7人)が町内のカシワ林についてまとめたポスターが、「第20回高校生環境学習ポスターセッション」の最優秀賞に選ばれた。
ポスターセッションは環境学習フォーラム北海道(札幌)が主催。今年は道内の高校から環境に関する取り組みについてまとめたポスター16作品が集まった。管内からは士幌高のみがエントリーした。
同校は「士幌の原植生 カシワ林を後世に伝えるために」と題して、カシワ林が町内全域の0・95%しか現存しないことを調査によって明らかにしたことをまとめた。
町内1000カ所の林を丁寧に調べた行動力や、環境の保全活動にもつなげていく姿勢が評価された。ポスターは最優秀賞のフォーラム大賞の他、優秀賞に3作品、奨励賞に4作品、努力賞に8作品が選ばれた。
3日に札幌市内で表彰が行われ、士幌高と優秀賞の3校が調査内容を発表する。同校からは半場班長と渋谷果歩副班長が出席する。半場班長は「自然が大事だということを知ってもらえれば」、渋谷副班長は「士幌町のカシワ林が少ないことを伝えたい」と話している。(川野遼介)