泥の中から特大シジミ 大樹オイカマナイトーで漁
【大樹】町内の生花苗沼(オイカマナイトー)で13日、1年に1度のヤマトシジミ漁が行われた。漁業者は泥の中から手探りで直径5センチにも及ぶ特大シジミを掘り出していた。
オイカマナイトーのシジミは、泥の養分が豊富なため大きく育つとされる。大樹漁協(神山久典組合長)では資源保護を目的に、漁は年1回のみ行っている。
11日に太平洋に面した砂壁を崩し、事前に沼の水位を低下させた。13日は午前4時ごろから漁業者が沼に入り、ぬかるむ地面に足を取られぬよう、胴付長靴姿で四つんばいになりながらシジミを取っていた。
30年以上漁を行っているという三宅透さん(54)は「ここのシジミは大きいが味も良い。みそ汁で食べるのがおすすめ」と話していた。(伊藤亮太)