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いまだけのミヤベイワナ 然別湖 遊漁特別解禁

遊漁が解禁された然別湖で、大物の手応えを楽しむ釣り人(6日午前7時半ごろ、新井拓海撮影)

 【鹿追】大雪山国立公園然別湖の遊漁が6日朝、特別解禁された。この日を待ちわびた太公望が全国から訪れ、釣り糸を垂らして固有種ミヤベイワナを狙った。

 ミヤベイワナは、然別湖で独自の進化を遂げたオショロコマの亜種。流入河川や湖の一部繁殖エリアに生息する魚は、道天然記念物に指定されている。湖内の生息場所や時期により、茶や緑、青と背色が異なる。

 町は資源を保護するため、釣ったミヤベイワナのリリース(再放流)を条件に夏(6月6日~7月7日)と秋(9月16日~10月3日)の計50日間に限って「グレートフィッシング」として疑似餌釣りを解禁。大型のニジマスやサクラマス、ウグイも狙えるという。

 初日は午前6時から釣り客が集まり、晴れ渡った湖面にボートをこぎ出した。札幌市から訪れた公務員木村哲哉さん(62)は「釣りファンなら誰もが一度は訪れたい場所。3種類の背色の魚を制覇したい」と話していた。

 遊漁は1日50人。受け付け場所は、白雲山登山口から然別湖畔公園内に移設している。問い合わせはグレートフィッシング然別湖事務局(080・5599・9591)へ。(小寺泰介)

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