新感覚サバイバルゲームに白熱 国内初アーチェリー・タグ大会
【新得】矢尻がクッションになった弓矢を打ち合う米国発祥のスポーツ「アーチェリー・タグ」の国内初イベントが6日午前10時から、町屈足のとかちアドベンチャークラブ(TAC)で開かれた。参加者はチーム戦で相手に矢を当てたり、避けたりしながら新感覚のサバイバルゲームを楽しんだ。
十勝のアウトドア情報を発信する「アウトドア・ネイバーフッド」(事務局・新得町、秋庭智也、高木公平共同代表)が主催。今年4月に日本で初めてアーチェリー・タグの公認サービス提供ライセンスを取得し、大会開催が決まった。今回は1チーム5人で10~50代の25人が参加し、総当たり戦で争った。
開始の合図とともに防具を着け、弓を手にした参加者は、一斉に走り、フィールド中央に置かれた矢を回収。陣地に戻り、障害物に隠れながら相手を狙ったり、敵陣の的を射抜いたりして総得点を競った。
各チームは戦略を立てながら機敏に動き、白熱のゲームを展開。高校時代の弓道部メンバーを集めて参加した専門学生の武田大亮さん(19)=新得=は「面白かった。思った以上にハードで的に当てるのが難しかった」と汗をぬぐった。
アーチェリー・タグは6月からTACの体験メニューに盛り込まれるほか、新得町で7月に行われる野外フェスティバル「ガンケフェス」の会場でも行う。秋庭代表は「ドキドキ感があり、誰もが楽しめる。イベントなどで広めていきたい」と話している。
(高津祐也)