ホクショウテンカ1番時計 ばんえい第1回能力検査
ばんえい十勝は9日、帯広競馬場で2017年度デビューを目指す新馬を審査する「第1回能力検査」を行った。若駒約170頭が競走馬デビューを懸けて本走路を疾走。1分12秒4の一番時計(トップタイム)を出したホクショウテンカ号(牡2歳、岡田定一調教師)など、2歳馬131頭、4歳馬1頭の計132頭が合格した。
能力検査では、実際のレースと同じくジョッキーが騎乗して、ばんえい重量460~480キロのそりを引いてコースを走り、タイムや調教の状況について審査を受ける。この日は管内外の生産者や馬主などが同競馬場に集まり、愛馬の挑戦を見守った。桧山管内厚沢部町から来場した馬主の山田喜美男さん(70)は「タイムも大事だが、第2障害で踏ん張れる根性のある馬にも見込みがある」とレースの行方を見守っていた。
ホクショウテンカは第6レースに出走。他の1着馬の記録に21秒以上の差をつける快走を見せた。岡田調教師は同馬について「馬体が大きく、草ばん馬の経験からレースの勘もある」、騎乗した鈴木恵介騎手も「若くてやんちゃな部分もあるが、実力は2歳馬の中でも抜けている。障害力もある」と評価していた。合格馬は、新年度開幕の21日以降、順次デビューしていく予定。(大木祐介)
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