岡部金メダル 小学5・6年35キロ級 吉田沙保里杯
レスリングの第4回吉田沙保里杯津市少年少女選手権大会(10月29、30日・津市久居体育館、三重県津市主催)に出場した帯広レスリングクラブ(五十嵐真人代表)の岡部利毅=りき=(川西小6年)が小学5・6年生35キロ級を制覇した。このほか、同クラブ勢は、同3・4年生女子31キロ級で野口紗英(木野東小3年)が準優勝、同3・4年生33キロ級で伊藤海里(光南小4年)が3位入賞を果たした。大会には、名誉大会長の吉田沙保里選手をはじめ、リオデジャネイロ五輪金メダリストの登坂絵莉選手、土性沙羅選手、川井梨紗子選手が応援に駆けつけ、表彰式に花を添えた。大会には22都道府県にモンゴル、フランスを加え、総勢57チーム717人が参加した。(内形勝也)
14人で争われた小学5・6年生35キロ級を岡部利毅が制した。シードされて準々決勝から登場し、初戦は10-0で圧勝。続く準決勝も10-0と破竹の勢いで決勝に進出した。
決勝は、年下の中村太紀(小5、四日市)にポイントを先取された。苦戦を強いられたものの「絶対に勝つ」と強い気持ちで闘志を奮い立たせ、低いタックルから寝技に持ち込み、得意技のローリングで逆転勝利した。
表彰式では、首に金メダルを掛け、表彰状を手に吉田沙保里選手と至近距離で記念撮影し、世界の舞台をより身近に感じることができた。
岡部は「吉田選手は強うそうだった。いつの日か自分も吉田選手みたいに世界で戦いたい」と目を輝かせた。
小学3・4年生女子31キロ級で準優勝した野口紗英の話
準優勝できてうれしい。だけど次は優勝したい。オリンピックに出ていた選手と会うことができて、自分ももっともっと強くなりたいと思った。
小学3・4年生33キロ級で3位の伊藤海里の話
3位になるのは2回目なのですごく悔しい。次こそは必ず優勝したい。オリンピックで活躍した選手たちのように自分もいつかオリンピックに出たい。
◆第4回吉田沙保里杯 津市少年少女選手権について
・大会の模様を報告-日本レスリング協会公式ホームページ