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糠平306ミリ 上札内273・5ミリ 降り始めからの雨量

 台風10号の接近に伴い、十勝地方は30日から31日にかけ、猛烈な雨と非常に強い風に見舞われた。降り始めからの雨量は上士幌町糠平で306ミリに達するなど、記録的な大雨となった。

 帯広測候所によると、降り始めの29日午前0時から31日午前6時までの総雨量は糠平の他、中札内上札内273・5ミリ、新得232ミリ、上士幌町三股210・5ミリと続いた。帯広は128ミリ。31日午前0時までの1時間雨量は、新得町南部付近で約90ミリに達した。

 最大瞬間風速は広尾26・2メートル、更別25・3メートル、帯広空港23・7メートルを観測。最大風速は広尾で17・7メートルと最も強かった。

 31日も降雨の予報で、9月1日までの24時間雨量は最大50ミリと予想。31日の波の高さは十勝中部・南部で7メートル、最大瞬間風速は25メートルを見込んでいる。

 同測候所は河川の増水や氾濫、土砂災害に引き続き警戒するよう呼び掛けている。

 


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