チア帯北 JAPANCUP日本選手権大会へ
帯広北高校チアリーディング部「BLUE CLOVERS(ブルー・クローバーズ)・A」(鈴木愛監督、石水由奈主将、部員24人)が、第27回北海道選手権大会(6月26日・千歳市スポーツセンター)で優勝し、8月から始まるJAPANCUP2016日本選手権大会(東京・代々木競技場第1体育館)への出場権を手にした。全国出場は7年連続7回目。中学の部では帯広十勝チアリーディングチーム(千葉真美子代表、鈴木雛子主将)が2位で、全国大会出場を決めた。
帯広北が出場したのは自由演技・高校生の部で、9チームが出場。2分20秒~2分30秒の間にジャンプやピラミッドなどの技を入れたプログラムを披露した。鈴木監督は「いつも通りの演技を見せてくれて感動した」と振り返る内容で、178・5点を獲得。準優勝(駒大苫小牧148・5点)以下を大きく引き離しての優勝だった。
石水主将は「緊張に負けず、自分たちの空気で演技ができた」と優勝の要因を挙げる一方、得点は「思ったより伸びなかった」と悔しい表情を見せた。
現在は全国大会に向け、ピラミッド系の技の完成度を高める練習を重ねている。空中に身体を投げ上げて、回転しながらひねりを加える「バスケットトス」を2基同時にできるように練習するなど、さらなる好成績を目指して汗を流している。
5月の「アジアインターナショナルオープンチャンピオンシップ」(東京・代々木競技場)で大学・社会人も含めた中で19位(高校チーム6位)の成績を残した。その後「応援しています」「次も頑張って」などと、市民からお祝いメッセージが同校に寄せられ、大きな支えになった。石水主将は「日本選手権では(決勝進出の目安となる)215点を取り、12チームだけが進める決勝に進みたい」と意欲を見せる。
(中島佑斗)
◆帯広十勝チアリーディングチーム
中学の部の帯広十勝チアリーディングチームは、出場2チーム中2位ながら、規定と自由の合計点で211点だった。必要条件だった210点以上を達成し、指導する千葉代表は「団結して練習を続けてきた。明るく声を出し、安定した演技ができたと思う」と評価した。
中学部門は創設されて2年目。昨年は全国出場を逃し、今年に懸けていた。人を持ち上げて演技するスタンツでは、ヘリコプターなどの大技を披露。鈴木主将(下音更3年)は「2位だったので全国に行けるとは思わなかった。元気良くやっているところを見てもらえたのかな」と笑顔を見せる。「全国でもお客さんを楽しませ、自分たちも楽しめるチアリーディングを披露したい」と気持ちを高めていた。
(松村智裕)